秘封小話


「ねぇ、メリー」

「なにかしら? 蓮子」

「私、貴女のことが嫌いだわ」

「……へぇ」





「私、貴女のその目が、酷く、酷く妬ましいのよ」

「……」

「貴女の目だけが境界線の先の景色が見える」

「……」

「貴女だけが境界の先の世界を歩ける」

「……」

「それが、酷く妬ましい。私だけでは、それが叶わないから」

「……」

「だから、私は貴女が嫌いよ」

「……」

「……」


「ねぇ、蓮子」

「なにかしら? メリー」

「私も、貴女が嫌いよ」

「ふぅん……」


「私、貴女のその目が、とても、とても羨ましいの」

「……」

「貴女はいつも夜空を見上げて、その時を知らせる」

「……」

「貴女は夜空を見上げて、自分が確かにそこにいると、確信できる」

「……」

「それが、とても羨ましい。私は、自分がいる場所も、曖昧だから」

「……」

「だから、私は貴女が嫌いよ」

「……」

「……」


「ねぇ、メリー」

「うん?」

「……ありがとう」

「……」


「貴女がいるから、私は境界の先の世界を、知ることができる」

「……」

「貴女がいるから、私は境界の先を歩くことができる」

「……」

「ありがとう、メリー」

「……」

「……」


「ねぇ、蓮子」

「ん?」

「……ありがとう」

「……」


「貴女といると、私は自分の時を知ることができる」

「……」

「貴女といると、私は自分が確かにここにいると、確信できる」

「……」

「ありがとう、蓮子」

「……」

「……」


「そろそろ、お別れね」

「えぇ、そのようね」

「……また会いましょう、メリー」

「……そうね、またいつか会いましょう、蓮子」



「さようなら」

「さようなら」



――あとがき――

Q.なんだこれは

A.深夜テンションで突っ走ったらこうなった。後悔はしてない。

前のやつを書いている最中に、ふっと頭に浮かんだものを、ひたすら思いつくままに書いてみました。
おそらく、最近読んだ『秘封倶楽部ハッピーエンド・バッドエンド合同 千終楽』に影響されたせいもあるかもしれません。
あれは、良いものだ……

せっかくなんで雰囲気出すためにブログの中央寄せ機能とか使ってみました。どうでしょうか?
少しでもそれっぽくなってたら、それはとっても嬉しいなって。
最終的には、よくわからないままモヤモヤとしたものが残るなにかができました。なんでしょうね。
読み返してもやっぱりよくわからない……
たぶんハッピーエンドです、よ……?

ついでに幻想茶店とはまったくなんの繋がりもないです。ないんですよ。

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  by mimes_jio | 2014-06-28 12:00 | 東方二次

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